体と心を整え、自分らしくワクワクする生き方へ。自然と自分のことを好きになるカウンセリング漢方（1/3）

体質・習慣・心から読み解くカウンセリングで不調の原因を見つけ、漢方で整える

　「お客さま自身が持つ良さを引き出すことが当方の役目。体調不良を改善へと導くのはもとより、その後の人生が輝くようにと考えています」
　そう語るのは、福岡県糟屋郡で薬局「ちぎょうの漢方」を営む「心身養生」の代表・田中智行さん。処方箋の対応を終える午後や夜間に、健康に関する相談に応えています。

　「県内の40～50代の女性を中心に、オンラインでは全国から、小さいお子さまから80代のご婦人までカウンセリングをしています。寄せられる内容は、頭痛や肩こり、生理痛・PMS（月経前症候群）、鼻炎、花粉症、更年期やアトピー、癌やリウマチ、うつ病やパニック障害など多種多様。つらい不調を和らげるカギは、カウンセリングで根本原因を明らかにすることです」

　漢方では体を構成する要素を、エネルギーである“気”、血液の“血”、体内を流れる血液以外の液体“水”に分けて捉え、これらの巡りをよくし、スムーズに働かせることで体調が整うと考えます。
　「当方では誕生日から持って生まれた体質と資質を判定し、生活習慣とあわせて不調の原因を探ります。お客さまのお話も伺い、お悩みやモヤモヤした不安に寄り添って“心の治癒力を上げる”ことも目指します」

　メンタルカウンセリングも学んでいる田中さん。初回のカウンセリングでは、体質判定と面談を含め90分をかけます。
　「丁寧に原因を探り、的確にアプローチできる薬をご提案しますので、初回の調剤後、比較的短い期間で体の変化を感じる方もいらっしゃいます。服用後も引き続き対話を重ね、コンディションに合わせてこまめに薬を替えます」

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【次ページ】原因にアプローチする論理的な漢方を自ら試し、「体が整うと心が整う」を実感

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