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コラム

花粉症を東洋医学的に考える

2024年1月24日

テーマ:症状

コラムカテゴリ:医療・病院

こんにちは
自分のことを好きになるちょっと不思議な漢方薬局
漢方薬剤師 田中智行でございます

今日は花粉症のお話

もう花粉症?

『花粉症の準備しています』

ほうほう
そうなんですね

田中の薬局では処方箋も応需していますが
早めに花粉症のお薬をもらう人がちらほら

もうすでに花粉症の症状が出ている人もいるようで
ニュースでも出てました





簡単にいうと2月上旬から始まって福岡は前年並みで例年より多いってこと
ただ昨年は異常に多かったので全体的には少なめ予報です

ちなみに私田中は
もともとひどい花粉症持ち

もう四半世紀前
大学での病院実習で発症したのをとても覚えています

その時は対策とか知らなかったので
もうめちゃめちゃ酷い

鼻水鼻詰まりに目の痒み
こんなに辛いものかとそれから10数年憂鬱でした

早い時は1月から症状が出て
4月くらいまで続く

外出はもちろんお酒を飲んでも症状は悪化
特に鼻詰まりが酷かった

薬局に勤め出しても一進一退
抗アレルギー剤で凌ぐ毎日でした

そんな酷い花粉症の田中
漢方で改善

完全に出ないわけではありませんが
外出時でもNoマスクNoドラッグで大丈夫

そんな花粉症
東洋医学的にみてみましょう

東洋医学的に考える

花粉症ってね
花粉がカラダに入ってくると免疫が反応して鼻水や痒みを発症させる

そうだ
だから花粉が出ないスギを植樹しよう!

って対策があるのですが
それってそもそもおかしくない?

だって花粉症は悪者ではない

花粉は昔から変わらずあるもので
花粉症が出ない人も多い

ただ単に
花粉に反応する人が増えてきただけ

だったら花粉に反応しない
当たり前のカラダに戻したらいいだけ

漢方はそこにアプローチしてくれます

そこで東洋医学的アプローチ
カラダの基本3要素『気血水』

この中で花粉症は『血』が悪さしています
いわゆる瘀血ってやつです

もちろん気も水もおかしいのだけど
それには季節も影響する

それは『春』
東洋医学的には季節と臓腑が関連していて

春 ー 肝
梅雨ー 脾
夏 ー 心
秋 ー 肺
冬 ー 腎

となる

春は肝と関連がありますので
肝の負担が大きくなると花粉症が悪化しやすい

気が上昇して
一緒に血と水も上昇する

水の上昇で鼻水
血の上昇で痒み充血鼻詰まり

そんな感じになります

ちなみに春の花粉症と秋の花粉症
東洋医学的には原因が違ってきます

そんな話もまたいつか書きますね

花粉症を乗り切る智慧

そこで対策

まず外的要因である
花粉を浴びないってのは大原則

花粉ってのは閾値ですので
ある量をカラダが超えると一気に悪化します

悪化すると
楽になるのも時間がかかりますのでなるべく浴びない生活を心がけてください

そして食べ物
春の花粉症は悪血が原因であることが多いので血を汚す食べ物を控える

そして熱が生まれると花粉症は悪化しやすくなる

具体的には『糖』と『油』

バレンタインデーにチョコをたくさんもらう諸氏も多いことでしょう
そんな奴は花粉症になってし・・・

おっと
言葉が下品に

そんな方は花粉症になりやすいかもですよ

チョコレートは砂糖と油の塊で
安ければ安いほどその傾向が高くなる

一気に花粉症が悪化しますよ

もちろん甘いジュースやスポーツドリンク
ケーキやスナック菓子、甲殻類やもち米
エネルギーが高い揚げ物なども注意

血が汚れ熱が生まれやすいので
花粉症の悪化は必至です

生活では睡眠不足が悪化を招きます

春は肝と関係しますので
肝の時間である23時には眠りに落ちていたい

23時から3時の間に
肝の働きはピークを迎え汚れた血液を浄化し
自律神経の働きも整えてくれます

花粉症の人は特に
睡眠をしっかりと取りましょう

お酒はほどほどにね

経験者は語る
ちぎょうの漢方田中の東洋医学的花粉症話でした
こちらでもブログ書いてますのでお時間ある時でもどうぞ

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