運送業や住宅会社の経営改善や事業再生、現場での実務と償却前営業利益の話
再生・再建か? 延命・緩和医療か? 廃業・破産か?
事業再生や企業再建の現場では、直面する課題であり、考えなければならないことである。
再生実務家はマジシャンではない。神の手でもない。
100%などという、絶対という、そんな荒業はもっていない。
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「もう大丈夫ですよ!」「私に出会ったのだから…」「会社分割でも…」
おまけにDDSに債権カットまでやってみましょう!
そんな大きな希望を持たせる経営コンサルタントも存在する。
カネにさえなえれば良い。
そんな連中がいることが悲しいことであるが・・・
企業は大地に根をはっていなければならない。
空を飛ぶような話は必要はない。
その手にかかれば、かならず倒産回避も再生もできるのであれば素晴らしいことである。
または、電卓叩いて計画書を書けば再生・再建だと勘違いしている先生もいるが、
それはそれで幸せなことであろう。
家族や友人や取引先に、今以上、これ以上、迷惑をかけない範囲であれば、
延命存続をしながら再生・再建の道を探して進んでいけば良いと思う。
不治の病、余命半年の命、なのかもしれない。
それでも、経営者があきらめないことである、そして、苦難に立ち向かうことである。
そのことを助言することが経営コンサルタントの仕事である。
「無理かもしれない」「でも、頑張ってみたい」
その気持ちは大切なことである。
これ以上の迷惑を誰にもかけない範囲であれば、
再生・再建の道を必死に模索してみればいいのである。
「痛くないですよ!」「私に任せていれば…」
そんな再生実務家の先生もいるのが残念ではあるが・・・
再生・再建の途中には痛みも苦しも伴う。
怖かったり、逃げたり、隠れたり、するのでれば、今すぐにあきらめた方がいいと思います。
やっていないこと、できること、
それは必ず存在します。
やるのは社長さんです。
月並みですが、必死で頑張るしかないです。。。
あきらめるのは・・・
いつでもできることです。