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遠藤翔

保育士経験を生かし保育士の悩みに寄り添いアドバイスをする専門家

遠藤翔(えんどうしょう) / 転職サービス運営

株式会社フレンドシップ

コラム

保育士の退職理由と方法:退職を認めない園に対しての対処

2021年5月8日 公開 / 2021年5月12日更新

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

保育園の多くはギリギリの保育士数で運営、経営しています。

そのため、職場に退職を切り出すと多くの方が引き止めに合い、深く悩まれると思います。

今回のメインは、退職を認めてもらえない場合の対処方法についてです。

また、スムーズな退職のために、付随する以下のような内容も用意しました。

・辞めることを誰に相談するか?
・辞める時期、タイミング、伝える相手
・退職時の引継ぎについて

ご参考になれば幸いです。


退職は真剣勝負。保育士の人生 対 保育園の運営


辞めさせてくれない。という問題の9割が保育士の意志の強さで解決します。

園長側は保育園の運営を賭けて、本気であなたを絶対に辞めさせまい!と思っています。

実際に保育士が一人抜けたら運営は大変になります。

新しい人を採用するためのお金や時間もかかります。

その為、感情的にもちかけたり、場合によっては脅し文句まで使い引き止めます。

しかし、ここで保育士も辞めなければ自分の人生を浪費することになってしまいます。

自分の人生を賭けて勝負するという気持ちの強さをまずはもつことが必要です。

その為にも、次の仕事を決めてから辞める意志を伝えましょう。

次の職場が決まっていれば、自分の意識は自ずと次に向き、あなたの行動を後押しします。

また、無職の期間が出来れば不安と焦りが募り、十分に吟味しないまま転職先を決めてしまいがちです。

できるだけ無職の期間を作らないことが退職、転職の非常に重要なポイントです。

忙しい場合は、転職サイトを使えば転職先探しや日程調整、履歴書の相談まで無料で受けてくれるので、積極的に利用しましょう。

さて、ここからは退職を伝えるときの具体的な対処方法に移ります。

まず大切なことは、退職理由が今の保育園にあるとは言わないことです。

嘘か誠かはさておき、「今の職場環境、労働環境を解決するので、残ってください」という話になります。

そうなると、辞める理由が弱くなってしまい、押されやすくなります。

「他にやりたいことがあって退職をする」

「もう保育はしないつもりです」

これぐらいが丁度良いです。

それでも退職を認めなければ、退職届を書き、書面に残しましょう。

タイトル(退職届)、退職理由(一身上の都合により)、名前、日付、宛先(保育園名と園長名)を書きます。

退職代行もありますが、基本的に退職代行サービスをおすすめしていません。

もし退職代行使ったことが転職希望先に知られた場合、イメージが下がり、内定取り消しになるリスクがあるからです。


スムーズな退職を助ける方法論


【相談は職場外の経験豊富な人にする】

職場内の人間に相談すると、あっと言う間に職場内で広がる可能性があり危険ですので止めましょう。

社会人経験が豊富だと「それはいくらなんでもおかしい」「辛いのはわかるけど、新人であれば珍しくない話。ここは頑張れ!」ということが判断できます。

保育士視点になると「何が何でも年度末にやめてはダメ!」という話になってしまいがち。社会人としてどうなのか?という視点が大事です。

また、当社が行っているような、保育士専門の転職サービスを使ってみるのもいいでしょう。

保育士業界にも詳しい、そしてこのようなケースを沢山見てる=経験豊富ですから、相談相手としてはピッタリ。

「とりあえず登録してみて、話を聞いてもらう」といった理由でも大丈夫です。


【退職する1か月前には伝える】

保育園側にも準備があるので、だいたい約1ヶ月前を目処に伝えるとスムーズです。

また、他の職場に転職する場合も、入社時期はおおよそ1ヶ月以内を目安にするケースが多いですので、転職もスムーズに進行します。

ちなみに保育士の退職時期の基本は年度末とされていますが、年度途中であっても全く問題はありません。


【退職を伝える相手は通常は直属の上司】

同じクラスの先輩ではなく、主任などが該当します。

大切なことが、きちんと主任が園長に伝えてくれるかどうか、見極めることです。

確実に園長先生の耳に入るように段取りを取りましょう。


【引継ぎは必ず書面で行う】

やり方が保育園で決まっていればそれに沿い、引き継ぎ方法が特に決まっていなければ

・子ども一人一人の発達の様子、性格など
・保護者の特徴(特に細かい指摘が入りやすい保護者について)
・通常の一日の保育の流れ

これらを書面にしておきましょう。


まとめ


・退職する前に転職先を決めておく
・退職する意志を伝えるときは、強烈な引き止めに合うと思っておく
・退職の相談は職場外の社会経験豊富な人に
・退職する1か月前には直属の上司に退職の意志を伝える
・引継ぎは書面で行う

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