最近の窓について2④~余談 トイレが詰まらないために

鈴木敏広

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テーマ:住宅の変化

今まで何度もトイレが詰まって直しに行きました。最近はほとんどなくなりましたが、排水管が土管の場合は大変でした。土管は長さが60㎝しかないので60㎝の配管をつないでいくのですが、土管は焼き物なので配管と配管の継ぎ目は現在の塩ビは移管のように隙間なく連結できません。継ぎ目はモルタルで固定するだけです。

このモルタルが傷んだりすると少しずつ水が漏れ、漏れた水で配管が下がったりして配管が曲がったりします。そうなると排水管が詰まってしまうのです。

最近の窓④

現代の排水管は塩ビで配管の定尺は4mですから、土管よりも格段に継ぎ目が少なく、詰まりにくくなりました。

それでも詰まらないわけではありません。トイレが道路から遠いと配管が長いため途中で詰まってしまったことが有りました。トイレが遠く道路まで何度も曲がった配管だと詰まることがあるのです。

ですから、もしものことを考えればトイレは外部の排水管に近い方がいいのです。

トイレが詰まりにくくするには、浴室をトイレよりも奥(道路より遠い場所)に配置することです。そうすれば浴槽の排水がトイレの汚物を押し流すことになります。トイレを家の中央に配置するの詰まりにくい間取りを考えるべきと思います。

次回は、『最近の窓について2⑤~換気は換気扇が頼りだけど』です。


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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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