リフォームと耐震補強⑨~柱に金物を付ける理由
1981年以前の住宅は、築40年以上経っていますから、すでにリフォームしている住宅があります。新築時の図面があっても、リフォームの図面は簡単な平面図程度でどんな工事をしたのか全く分かりません。
以前、診断に行った家も浴室など一部増築していたのですが、どんな工事をしたのか全く分かりません。筋交いが入れたのか、元の家と接合部はどのような施工をしたのか分からないため、増築部分は計算の方法がないのです。もちろん壁をめくれば分かりますが、無料診断は非破壊で調査して計算しますから、内装の石膏ボードなどしか計算に加えられません。
私の経験では今までリフォームした業者が耐震診断をしていたことはありません。また、見積もり書も○○こうじ一式で書かれているとどんな工事をしたのかも分かりません。
耐震診断に行ったらリフォーム工事中だった家もあります。診断してから工事すればいいのにと思いましたが、どうしようもありません。リフォーム工事で基礎も見えている部分が有り、ブロック基礎の場所は鉄筋の有無が確認できないため評価出来ません。診断の評価点は0.5にも届きませんでした。
④に書いたように2000年改正以前の建物は現在の法律を満たしていないかもしれません。リフォームを考えている方は、耐震診断してからリフォームしてください。
耐震補強についてはコラム「リフォームと耐震補強」を読んでください。
次回は、『耐震診断について⑦~補助金が無駄になる』です。
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