リフォームと耐震補強⑪~耐震補強工事は単独でしない方が得
2000年に耐震基準は改正されました。その内容は、耐力壁の配置の仕方と柱の抜け防止のために掛かる力に応じた金物を使用することになりました。壁の量は増えませんでした。その理由は1981年以降の住宅が倒壊が少なかったためです。
ただ、量は十分でも配置が偏っていると被害が出ることから、耐力壁の量を南と北、東と西で各々比べ、片方の2分の1以上入れることとなりました。例えば北に10カ所の耐力壁があるとその半分以上南に配置しないといけなくなったのです。
もう一つ、金物補強は柱が抜けて倒壊した住宅があったためです。接合部に計算して掛かる力に応じた金物で固定することとなりました。
前回と今回で1981年と2000年の改正について書きました。
2000年の改正は1981年の改正を強化する改正といえます。ですから、本当は1981年6月から2000年5月までに建てられた住宅の中には、現行の2000年基準を満たしていない住宅があります。私はその期間の住宅も耐震診断した方が良いと私は思います。
次回は、『耐震診断について⑤~大阪市の取組』です。
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