リフォームと耐震補強⑫~耐震診断、補強計画してからリフォームの計画をすることが大事
耐震診断で1.0を越えると阪神大震災級の地震でも倒壊しないとなっています。被害が全く出ないわけではありません。これは建築基準法が最低限の性能を満たす法律のためです。
無料診断の対象は1981年5月までに確認申請の許可を受けた住宅です。この期間になっている理由は1981年の6月に法律が改正されたためです。
改正内容を簡単に書くと基礎を鉄筋コンクリートにすること(それまではほとんど無筋コンクリート)と耐力壁の量を4割ほど増やしたことでした。ザックリ書くと、いままで10カ所の耐力壁でよかった住宅は14カ所以上の耐力壁が必要になったのです。
1995年の阪神大震災でも倒壊した住宅の多くは1981年5月以前に建てられていました。そのこともあって無料耐震診断の対象を1981年5月までとしたのです。
1981年の6月に確認申請を許可を受けた住宅は無料耐震診断の対象ではありません。ところが、1995年の阪神大震災の後、また法律改正がありました。
次回は、『耐震診断について④~2000年の改正』です。
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