オープン工法とクローズド工法⑦~クローズド工法の業者はリフォームに困らない
コラム「WB工法体験記⑮」に書きましたが計算方法は一つしかないことが問題だと思います。
現在の高気密高断熱工法は、計算してどの断熱工法でも同じになるはずと思われるかもしれませんが、コラム「WB工法体験記⑤」に書きましたが、同じように現行の基準を満たしていても断熱工事の方法が違うためか生活していて環境が違うことがあります。
WB工法が高気密高断熱工法と違う理由は、WB工法でいう第二通気層(各工法で呼び名は違いますが)という断熱材の室内側の空気層の働きだと私は思っています。
日本の基準は、設計時の計算だけで判定しているだけで実際はわかりません。現在の計算を満たしていても実際は違うかもしれないのですから検討して、計算以下も困りますが、計算以上出ていたらその断熱工法は評価を上げないといけません。基準を満たしても結果は違うのですから検討しないといけないと思います。
WB工法のような二重通気工法はほかにもあります。外張り断熱工法も該当します。高気密高断熱以外、少なくても二重通気工法の評価基準を作るべきだと思います。
次回は、『省エネ基準は検証しなくていいのか⑧~10年経って問題がないか調査すべき』です。
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