Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

最近の窓について⑥~小さい窓が増えた理由

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:住宅の変化

小さい窓が増えた理由の一つはコラム「冬向きの家⑧」、「夏型結露2 ⑩」などに書いたようにとにかく高気密高断熱住宅を作れば環境に良いという考えからこのような窓が増えているのではと思います。

窓の断熱性能が上がっても、ガラスの厚みは2センチに満たないほどで壁の断熱性能には及ばないため、窓の面積を小さくする=外壁の面積を増やすことが断熱性能アップとなり、断熱の評価が高くなるのです。

メーカーなどは、断熱性能が高いことで性能がいいとアピールしたいのですが、私には疑問でなりません。窓が小さいということは通風量が減りますから、夏と冬は機械を使用しないといけないのは当たり前ですが、春や秋に窓の通風量が多ければ生活できるときに通風で調節することが難しくなり、機械に頼らないといけないことになります。

窓が小さい断熱性能が高い家は冬の期間が長い所に向いていると思われます。春と秋の期間がある程度ある場所は、通風量を調整出来る窓を採用すべきだと思います。


最近の窓について⑥

次回は、『最近の窓について⑦~経験談 デザイン優先の窓の家』です。

YouTube公開しています。(https://www.youtube.com/channel/UCSOQJJSB9gBnpWeXIWnSacg)


---------1955年以来の信頼と実績---------------------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
-------------------------------------------------------------------------

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼