合板の使われ方⑦~経験談その2 最近の床工事
集成材のことはコラム「集成材への疑問」に書きましたが、集成材は寸法の狂いがないことから、現在はたくさん使われています。
①に書いた二つ目の業者のように最近は、土台から集成材を使っている業者がいます。コラム「集成材の疑問⑧」(コラム;集成材の疑問⑧ 参照 )に書いたように、集成材が使われるようになった頃は、(私の住んでいる地域では)土台だけはヒノキやヒバを使っていました。
土台が一番地面に近いこととコンクリート基礎のため湿気の影響を大きく受けるためです。でもいつの間にか土台もすべて集成材となり、(私の知る限り)湿気の影響に強いヒノキなどの集成材の土台を使用している現場は見たことがありません。
材木屋さんに聞くと、ヒノキの集成材は高額で使われていないということでした。よく考えたら、木材を小片に成型して接着剤で固めたものが集成材ですから、費用がかかっただけ切った木材をそのまま使用するより高額になるのが当たり前なのです。
集成材で建てられている家では、土台以外の材料も国産材の集成材ではなく外材がほとんどのようです。
次回は、『材種は何でもいいのか⑦~基礎パッキンなら無敵か?』です。
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