材種は何でもいいのか②～経験談　シロアリ被害の現場でその1

2019年2月22日

テーマ：材料について

コラムカテゴリ：住宅・建物

数年前にリフォーム工事をしているときのことでした。現場の職人から電話がありました。
「浴室の土台にシロアリが入っている。」
私は「施主に説明しに行くからそのままにしておいてくれ」と言ってすぐに現場に向かいました。

現場について土台を見ても見た目は普通でしたが(シロアリは内部しか食べないので外観は変わりません)、職人に言われるように軽く叩いて見るとポコポコという音がしました。シロアリに喰われ中が空洞になっているためです。

シロアリの被害は、浴室の土台から廊下を通り、部屋の方まで約3mに渡っていました。途中二階を支えている重要な柱が土台に載っています。

施主さんに現場で状況を説明しました。

目の前でシロアリに喰われていない土台を叩き、次にシロアリに喰われた土台を叩きます。コンコンという音とポコポコという音、全然違う音に納得されたので、目の前でシロアリに喰われた土台にバールを突き刺しました。簡単に刺さり土台としての機能をなしていないことを理解されたので、撤去、取替え工事の説明をしました。

次回は、『材種は何でもいいのか③～経験談　シロアリ被害の現場で2』です。

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