築30年で初めて漏った家7~雨漏り対策より低価格優先
お客さんから聞いた話ですが、その方の知り合いはある住宅メーカーで建てた家ですが、毎年定期点検にくるそうです。もちろん有料です。毎年点検する必要があるのかと思っていましたが、定期点検しないとダメな家だから点検しているのではないでしょうか?定期点検するのは当たり前という考えで家を作っているとしか思えません。
①に書いた住宅メーカーも昔は軒のある家を作っていました。むしろ、軒を深くして雨が掛からないようにした家を建てていたのです。ですから、建てられないわけではありません。その頃は、現在のように定期点検をしていなかったと思います。軒があるため簡単に雨が漏らないからです。
軒0、庇なし、材料に頼って防水している家は5年ごとに外部の定期点検しないとダメなのではないかと思います。定期点検と言っても外から見るだけではなく、身近に見えない場所は足場を架けて点検する必要があると思います。「瑕疵保険制度のため、10年後には足場を架けて点検する」では遅いのではないでしょうか。①に書いた私が見た家のように10年経たないうちに雨が漏るかもしれません。
最近はメーカーに限らず、軒なし、庇なしの家をたくさん建てられていますが、軒なし、庇なしが雨漏りしやすいことを施主の方に伝えているのでしょうか?
次回は、『これからの雨漏り⑪~防水材料の性能はプラスとして考える 』です。
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