築30年で初めて漏った家1~30年外壁のリフォームをしない家
どんな材料も、温度変化で人の目ではわからない程でも温められれば伸び、冷えると縮みます。シーリング材は隙間を埋めるのですが、同じ材料どうしの隙間を埋める場合と異なる材料の隙間を埋める場合があります。
同じ材料どうしの例は、窯業系のサイディングの継ぎ目のような場合です。異なる材料とは、①に書いた窓のサッシと外壁材の隙間のような場合です。実は、同じ材料どうしと異なる材料の場合ではシーリング材の寿命は大きく変わります。
サイディングの継ぎ目のように同じ材料ならシーリング材の両側で均等に伸びますから、シーリング材に掛かる力も同じになります。ところが、①の家のようなアルミサッシと窯業系サイディングのように異なる材料の場合は、シーリング材の両側で伸び縮みする量が違います。シーリング材から考えると片方が片方よりも伸び縮みするためシーリング材には変形する様な力が働きます。
①のようなサッシと窯業系サイディングの隙間を埋めるシーリング材には、アルミ側とサイディング側で伸び縮みの量が違うと下の図のようになります。
伸び縮みが異なると無理な力が掛かるため、シーリング材は劣化しやすくなります。
次回は、『これからの雨漏り④~雨漏りに気づかない 』です。
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