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これからの雨漏り②~シーリング材の寿命を考えると

鈴木敏広

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テーマ:雨漏り

コラム「軒のない家」(コラム;「軒のない家」 参照 )に書いたように軒が出ていない家は日本の気候に合っていません。日本の雨の降り方は時期によっては短時間に集中的に降りますから(コラム;「雨漏り⑥」 参照 )、平均降水量で考えてもダメなのです。集中して大量に降るときの雨を基準で考えないといけません。」

庇や軒があれば風向きが悪い場合しか雨は漏りません。風向きが変われば雨が掛からなくなるため、雨漏りしても一時的です。

最近は、窯業系のサイディングとアルミサッシを使用している家がほとんどです。サッシとサイディングの境は必ずシーリング材を使用します。シーリング材の寿命を延ばそうとすれば、軒や庇で温度変化を減らし、雨が直接当たらないようにすべきなのです。

①のような場合、短時間に大量に雨降ると、降る雨や壁を伝わる雨がって雨がサッシの上場から流れ落ちるより溜まってしまいます。溜まれば針よりも小さな穴でもどんどん入って行きます。水が溜まり、すぐに流れない場所は大雨で量が多いと簡単に漏るようになるのです。

これからの雨漏り②

次回は、『これからの雨漏り③~異種材の間で 』です。


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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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