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続 聴竹居を訪ねて⑦~曲線

鈴木敏広

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テーマ:四方山話

聴竹居の曲線と言えば、食堂入口の居間に面して4分の1の円を90折り曲げた入り口は有名ですが、その他にも曲線が使われています。

その一つは欄間の板です。居間と客室の境には中央の束を頂点に板を曲線にカットしています。居間から見ると欄間の曲線の向こうに客室天井の杉の一枚板、(⑤に書いた)床の間の照明繋がっています。下の絵のようになりますが、見る位置のよって床の間の照明の位置が変わります。離れていると照明は束の裏にあり、近づいて行くと照明の位置は下がり欄間の鴨居から下がっているように、さらに近づくと欄間は視界から消え、床の間が目にはいるようになります。

続聴竹居⑦

また、居間と縁側の境の欄間も同じデザインですが、今回撮った写真を見るとその欄間の曲線と食堂の曲線一緒に視界に入り、大きさが同じだと分かりました(下図参照)。

続聴竹居⑦-2

もう一カ所、玄関にも4分の1円が使われています(下図参照)。

続聴竹居⑦-1

次回は、「続 聴竹居を訪ねて⑧~真壁の美しさ」です。

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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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