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続 聴竹居を訪ねて⑥~紙障子に合うガラス戸

鈴木敏広

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テーマ:四方山話

聴竹居の客室、食堂、読書室、寝室などの窓には外側にガラス戸、内側に紙障子が設けられています。二重の建具にしたのは冬季の断熱性をあげるためだと思われます。紙には保温性があるため、ガラス戸と併用すると効果大なのです。

紙障子を張るために格子を組みます(格子を組まないとのりを付けるところがありません)が、その格子に合わせてガラス戸の格子をデザインしています。

客室の格子は下の絵のようですが、横格子と縦格子の間隔を紙障子と合わせています。ガラス戸を閉め、障子を閉めて外の光が入ってきても、格子が重ならないため、外のガラス戸の格子が紙障子に映らないようになります。

続聴竹居⑥

もう一つ、玄関ドアの袖と欄間にも格子があります。前回行ったときはドアが開け放しだったので見られなかったのですが今回はしっかり写真を撮ってきました(下図参照)。

続聴竹居⑥-1

次回は、「続 聴竹居を訪ねて⑦~曲線」です。

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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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