相見積りのムダ⑨~一番安い業者が正しいとは限らない
そもそも見積りとは、使用材料に単価をかけた材料費と工事する職人の費用を各職で計算し、足し算したものに諸経費を加えた合計です。詳しくは書きませんが、諸経費の中には利益を始め工事にかかる管理費などが含まれています。
以下に1つの例を書きます。
例 壁の内装工事で壁紙を貼る場合
大工が石膏ボードの壁下地を作り、そこに内装の職人が壁紙を貼るといった流れになります。
この工事の場合
材料費として 石膏ボードの枚数×単価と壁紙の面積×単価 の費用
施工費として 大工の下地の手間と内装業者の貼り手間 の費用 となります。
このように、各業種、工事の場所、工事方法(仕上げの種類など)によって分けて計算し、それらを合計して一つの工事の見積書ができます。木造住宅の場合、大工に関る工事は大変多く、材料手間ともかなりの数になります。