熊本地震の記事から②~耐震新基準 全壊50棟超
10月のニュースからずっと新聞やTVを見ていますが、初めはA建材の社長が杭工事の担当者に悪意を感じると個人に理由があると言い、たくさんのデータの偽装が出てきてからはその担当者の話はなくなりA建材全体の問題になり、データ偽装がたくさん報道されると他の杭施工業者へと話は変わりました。肝心の傾斜しているマンションからどんどん話が離れていき、今では業界の問題になっています。
私も昔、現場監督をしていましたが、杭工事も毎日、工事中に見に行きました。当たり前のことと教えられましたが、最近は何でも下請けに工事させて報告書を作らせる、元請けの会社は、チェックするだけのようです。元請けが確認しない、重層下請構造が一番問題なのではないでしょうか。
分業して効率よく工事していいモノを作る。報告書などの書類を作り、工事の施工をチェックしているとしているようですが、偽造がある書類をチェックする時間があるのなら、現場に行って見ることの方が大事ではないでしょうか?報告書の作成よりも、もっと大事な事は「ちゃんと施工している」かだと思いますから…。
今年のコラムはこれで終わりです。
今年、私のブログを読んでいただいた方々に2016年は良いことがたくさんありますように。