地震で倒れた塀の記事から②~報道の内容
先日、新しい国立競技場の設計が公開されました。ご存知のようにお金が掛かり過ぎるということで阿倍首相が以前の案を白紙に戻したため今回の新しい設計案が公開されました。
前の案ではお金が掛かるのはキールアーチと呼ばれる梁(アーチの長さが370m)を2本掛けるためと言われていました。私はこの案を見た時に現場で作ることよりも、そもそもこの梁の鉄骨を現場にどうやって運ぶのかと思いました。
現場で作ることはできないと考えられるので、どこかの工場で作った梁をいくつにも分けて(一本ではできない)搬入し、を現場で組み立てると考えると、工場より設備条件の悪い現場で精度よく組み立てるのは大変だろうと思いました。
完成してもメンテナンス費用もたくさんかかりそうな形なので、設計を白紙に戻したことは私も賛成でした。
そして、今月の14日に新しい案が2つ公開されました。どちらの案も、周りの環境には以前の案よりもあっていると思います。
新聞の記事だけの判断ですが、私はB案を勧めます。その理由は、お皿のような白い屋根が壁より出ているからです。日本のように雨のたくさん降る国では、屋根が出ている方が外壁の傷みが少なくなりメンテナンス費用が抑えられるのではと思うからです。A案は鍋をひっくり返したような形で、五重塔のように庇が出ているようですが、B案のように大きな屋根ではありません。B案の方がA案に比べ雨は外壁に掛かりそうです。木材を使うのならなおさら、雨が掛からない方がいいと思います。