調湿9~最近の日本の家
人が暑い、寒いと感じるのは温度と湿度と風の組み合わせです。
温度が高くても湿度が低い場合や、逆に温度が低いときに湿度が高いと人はそれほど不快に思いません。日本の夏は温度が高く湿度も高いため、汗も乾きにくく空気が体に貼り付くようで非常に不快ですが、風が吹いていれば汗が乾き熱を奪うため涼しく感じます。
このように風によっても人の体感温度は変わり、夏に大きな木の下にいると涼しいのは、日を遮り風が通るためです。逆に寒い冬に風が吹いているとより寒く感じます。家の中でも、暑い時は風を通せば暑さは和らぎ、寒い時は風を防げば快適に暮らせることができます。
昔の日本の家は大きな屋根で日差しを遮り、建具を開けて風通し良くして暑い夏を過ごしていました。いわば人工的に大きな木陰を作っていたのです。家の形と使い方で蒸し暑い夏を過ごしてきたのです。
次回は「調湿7~昔の日本の家」です。
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