WB工法を採用して10年 その5~余談② 逆転結露
WB工法では、壁の内側と外壁に二つの空気層を作ります。
内側の空気層には、床下に付けた換気口から取り込んだ空気を取り込みます。取り込んだ空気は内側の壁の中から屋根裏へ上昇し、屋根に取り付けた換気口から出ていきます。外気は、外壁材の裏の空気層と軒天から入る空気と一緒に屋根の換気口から出ていき、外気の影響をを減らします。
”空気層を作るだけでなく、換気口から取り入れる空気によって、壁の中の空気が動く→内部結露しにくくなる。そして、WB工法の換気口には形状記憶合金のバネがついており、少し寒ければ少し閉まり、少し暑ければ少し開く、開閉するのに電気を使わないで自動で調節してくれる・・・この工法ならいけそうだ。”
私は、この説明を聞いて通気断熱WB工法が気に入りました。
さらに、WB工法の換気口は全て後付けです。基礎のコンクリートに穴を開けておいて換気口を付けます。床下の換気口は床の下地の下から付け、屋根の換気口は屋根の棟に載せます。屋根に付ける換気口は、雨が入らないように換気口を付けてから工事がありますが、他の換気口は取り付けたら終わり。寺島社長(現:会長)が大工だったため施工性の良さがバツグンで、後付け施工はメンテナンスもし易いと思いました。
この工法なら、夏向き、冬向きになる家ができると思った私は、説明会の休憩時間に寺島社長(現:会長)に「ぜひ、WB工法をやらせてほしい」とお願いしました。
次回は、『WB工法を採用して10年 その10~2004年7月、長野へ』です。
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