リフォームのほうが難しい８～大事なお金の話
リフォーム工事は"新築工事と違い一部分しか工事しない、だから金額もかからないし工事も早く終わる"と思っていないでしょうか？もし、こう考えている方がいるのなら大間違いです。同じ工事をするのなら、
リフォーム工事は新築よりもお金がかかり、工事期間もかかります。
考えてください。
新築の場合、何もないところに基礎から全部作るのですが、リフォームはすでに建っている家の一部を
工事します。そのために、まず解体しないといけません。リフォームは新築と始まりが大きく違うのです。
すでにあるモノを修理、改造することは、何もないところにつくる新築と大違いなのです。
たとえば、台所、浴室洗面、トイレを全てリフォームすればひと月ぐらいはかかります。現場の状況(道路・隣地との関係、工事内容など)によってはもっとかかるかもしれません。しかも、解体したら、新築時の図面と違う、柱が傷んでいたなど考えてもいないことが起き、予定通り工事は進みません。もちろん工事期間も延びますし、お金も増えます。変更は当たり前、見積書や工程表通りに工事は終わりません。
それがリフォーム工事です。
今あるモノを直すということは時間も手間もお金もかかることです。工事によってはリフォームにかかる費用は新築工事と変わらないこともあります。工事金額と工事日数だけを考えて、リフォームは簡単で安い
と判断してはいけないのです。
次回は、「リフォームのほうが難しい2～大事な現状把握」です。
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