コラム
高齢者社会を迎えて、介護施設の入居という選択肢
2022年1月25日 公開 / 2022年1月31日更新
はじめに
2015年、2025年、2035年と団塊世代の方々が、65歳、75歳、85歳を迎え3人に1人が高齢者と言う時代を迎えようとしています。この高齢者となる方々は現代日本の礎を築いてきていただいた方々です。日本の発展のために尽力してきた人生の大先輩の方々が、安心で安全に過ごしていただける老人ホームを選ぶ一助となれば光栄に思います。
在宅介護の限界
在宅での介護はいつ頃までできますか、という質問をよく受けます。私はご質問を頂いた方全員に同じお答えをいたします。
在宅介護について医療的処置が必要ない方であれば、「どんな重度の介護が必要な方でも最後まで自宅で過ごす事は出来ます」と、
ただし家族の協力があればです。
在宅介護の継続は家族のサポートが不可欠です。理想的ではありますが特に都心部ではご家族のサポートが、難しい方々が多く見受けられます。
それぞれの家族がそれぞれの家庭を持っているので不規則な介護サポートは困難です。また、介護を頑張り過ぎる事も望ましくないとお伝えしています。
介護はゴールが見えないので家族にとって経済的、精神的な負担はかなりのものです。
介護施設に勤務しているベテランの介護スタッフでも365日24時間、自分の親の介護はとても難しいです。
8時間のシフトで仕事として身内でない方の介護だからこそ続けられるのではないでしょうか。
頑張り過ぎて介護を続けていると、残念なことですが大好きだったはずの母親や父親を嫌いになったり、仲が悪くなってしまったという事もよく聞きます。
また、介護の共倒れの状態に陥ってしまうご家族もいらっしゃいます。お互いにとってある程度の距離感は必要ではないでしょうか。
介護施設入所の後に険悪になってしまったご家族が、元の仲の良いご家族に戻ったケースを多く拝見いたしました。
限界まで頑張らず選択肢を増やしてみる、という感覚でご相談ください。必ずしも介護施設の入居が答えではありません。
現状をより良くするためのヒントをご相談させていただきます。
https://www.seniorhome-mado.com/
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