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田村哲也

小規模事業所経営者の頼れる経営アドバイザー

田村哲也(たむらてつや) / 経営コンサルタント

office TAMURA (オフィス タムラ)

コラム

「Every○○○trap」の回避

2018年10月8日

コラムカテゴリ:ビジネス

営業やプレゼンについて
アドバイスを求められることがある

最初に必ず釘をさすのが
「それがお客様の利益に繋がる」ことかっ‼
・・・という確認

的を射た質問

あるお客様が
不躾ではあるが
簡潔にして的を射た質問をした

「私が問題にしているのは
 あなたのところの品質の良し悪しではなく
 その商品(サービス)が
 私にとって
 どんな役に立つのかどうか?」

それが知りたいだけ・・・

勘違い

提供(提案)する側が
回避しなければならない点が
今回のテーマに掲げた
二つの「トラップ」


①【Everybody trap】エブリバディ トラップ
 
 ▪全ての顧客を対象にした商品(サービス)は
  全ての顧客にとって魅力が低下したものになる
  その結果、購入(利用)に結びつかなくなる

 ▪潜在顧客と既存顧客とを
  同時に満足させようとすると
  どちらも満足しない結果となる

 ▪来店(来場)者
  全員にアプローチしても成果は望めない


②【Everything trap】エブリシング トラップ

 ▪「何なりとご相談ください」
  「どんな課題にもお答えします」
  といった文句は相手に響かない

 ▪「何でもできる」多機能の商品には
  ムダが多い

 ▪「All-around」のサービスは存在しない

 ▪「Only one」の部分を
  明確に伝えることが大切

USP

最近よく目にするUSP

Unique Selling Proposition

「独自の売り」
「独自の売りの提案」

 ▪そのものだけにしかない売り込みのきく提案

 ▪他の商品(サービス)では代替できない
 「こだわり」や「ニッチ」を表現

 ▪対象者のニーズに合致し、競合となる
  商品(サービス)にない独特の魅力を訴求

 ▪提案者の「こだわり」と対象者の「価値」が
  合致することが大切

 ▪違いがあるからこそ、そこに話題性が生まれ
  パブリシティ(報道によるメディア掲載等)や
  クチコミによる波及効果が期待

つまるところ

売り手(提案)側の
「全て」や
「何にでも」が
如何にお客様の立場に立っていないという事

お客様に刺さるのは
機能や自慢話ではなく
「こだわり」や「らしさ」といった
強みや独自性・・・

そこをえぐらないと
購入(利用)にはほど遠いという現実

決して
プロダクトアウトやマーケットイン
といった考え方について述べたいのではなく

そもそものスタートラインで
ゴールテープとは違う方に
クラウチングスタートを・・・


少し話せばわかるはずのことなのに
ちょいちょいその場面に出くわす

(私自身も含めて)
根本的で基本的な検討事項であることを
いつでも肝に銘じていたい

多くの方が
トラップにはまっていることを‼

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