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コラム
終活せずに後悔した人たち その2
2023年11月15日 公開 / 2023年11月21日更新
令和5年3月、総務省より遺留金等に関する実態調査が公表されました。その中の引取者のない死亡人の発生状況について
「基礎調査の対象とした 1,741 市区町村のうち、平成 30 年 4 月 1 日から令和 3 年 10 月末日
までにおける引取者のない死亡人の発生状況に関する回答を得られたのは、行旅法 1,078 市区町村、墓埋法 1,068 市区町村、生活保護法 691 市区町村であり、引取者のない死亡人の発生件数は、3 法合計で 10 万 5,773 件となっている。」
引取者がいないと、とりあえず、行政でお骨にはしてくれます。それを各自治体が莫大な費用をかけて保管しているということです。埋葬もできない骨壺が職員の手で並べられる棚の映像を見たことがありますが、何とも言えない切なすぎる光景でした。
先日、友人の従兄の話を聞きました。孤独死し、死後1か月くらい経過していたため、腐敗し、賃貸物件の遺品整理その他で60万円の費用がかかったと顔を歪めていました。何年も会っていない従兄となると、故人を忍ぶ脳裏の顔すらない状態で、現実的なものだけが突きつけられる・・・そんな「おひとりさま」になりたいですか?
前職の時、自分で永代供養を頼んでいる、と豪語したおひとりさまがおられました。決して意地悪のつもりはありませんでしたが
「どなたが火葬し骨を永代供養してくれる墓に運ぶのですが?」とお尋ねしたら
「そりゃ、友達とか親戚とかがやるんでしょ?」と口ごもっていらっしゃいました。
そのおひとりさまは、まだ70代後半でしたが、数か月後に心筋梗塞で亡くなりました。その時に従姉妹という2人がめんどくさそうに仕方ないと言った顔で対応なさったことが今でも忘れられません。前回お話した②・・・信頼している友達も一緒に歳を重ねるのですよ、それにご親戚ではない方ができることはかなり限られていますよ。大丈夫でしょうか?
私が終活カウンセラーを志すきっかけになったお話の一つです。
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