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コラム
Listening力を上げるために、いきなりディクテーションをしてはいけない訳とは?
2018年2月11日 公開 / 2018年9月20日更新
Listening 力を上げるために、
聞いたものを書きとる(ディクテーション)のが有効と言われます。
確かに、有効なのですが、いきなり聞いたものを書きとるのはおすすめしません。
なぜなら、listening 力を上げるために、
必須のスキルが伸ばせなくなるからです。
それは。。。
話の筋を追うスキル です。
話の筋を終えるようにするには、
一語一句を聞きとるのではなく、
わからないところがあっても、
大事なポイントを押さえて聞けるように
しなければいけません。
この練習を何よりも先に行う必要があります。
では、ディクテーションとはどのようなスキルを伸ばすものでしょうか。
ディクテーションとは、細かいところを聞きとれるようにするためのものです。
語彙や、表現、文法、発音などを含めて、
細かいところを聞けるようにするスキルアップ練習です。
一語一句聞き取ろうとする練習ですから、
話の筋を追うスキルアップの練習ができません。
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リスニング力を伸ばすには、
『話を筋を追うスキル』 も、
『細かいところを聞きとるスキル』 も、
どちらも重要で、どちらもバランスよく実践することが大切です。
ただし、実践する順番を守って効果的にリスニングを上げましょう。
1.話の筋を追う 練習をしてから、
2.ディクテーションなどで、細かいところを聞けるようにする練習 をしましょう。
日本では、圧倒的に、ディクテーションなどの細かいところを聞きとる練習をしている学習者が
多いと実感します。
『木を見て森を見ず。』
細かいところばかり聞き取ろうとすると、どんな話だったか分からなくなります。
『まず森を見てから木を見る。』
まず全体を理解してから、細かいところを練習しましょう。
この方法で学習すると、話の筋を理解しながら、結果的に大事なところを途中見失わなくなるので、
細かいところも聞き逃さなくなります。
難しい4技能試験、英検Ⓡ準一級、一級、TEAPⓇ、IELTSⓇ、
TOEFLⓇなどでも、この方法なら対応ができます。
継続して練習してください。
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