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小林真美

実践に裏付けられた手法に絶対的な自信を持つビジネス英語講師

小林真美(こばやしまみ) / 英会話講師

Biz英語塾

コラム

[会計・ファイナンス・IRの英語]ビジネスEメールはタイトルが勝負

2022年5月30日

テーマ:ビジネス英文メール

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: ビジネス英語 勉強

英文ビジネスEメールについて、シリーズで記事を書いています。
今回はタイトル(件名)について。

件名次第で、受け手がタイムリーに開封してくれるかが決まります。
場合によっては、開封もされず、スルーされてしまうことも。

どんなに内容がしっかり書けていても、件名が的はずれでは、まったく読まれないリスクすらあるのです。

メールの件名が大事な理由

冒頭で書いた通り、メールをすぐに開封してもえるかどうかは、件名で決まります。

ビジネスメールを書く際は、最初に誰に向けて、何のためのメールなのか、目的を明確にする大切さを以前書きました。いつもビジネス英文メールをプロフェッショナルに!

目的を確認する作業の流れで、適切な件名をしっかり考える習慣もつけましょう。

一方、そこまで緊急ではないメールを情報共有のために送る場合もありますよね。
その場合は、”FYI” と最初につけるのも効果的。時間がある時に目を通してくださいと依頼する、忙しい相手への配慮です。

FYI = For Your Information ご参考までに

メールの件名は社外・社内・企業や部門のカルチャーによっても違


わかりやすい件名は、状況や背景によっても異なります。

社外であれば、丁寧に。
初めてミーティングを依頼するようなメールであれば、セールスメール(スパム)
としてはじかれないような文言にする工夫も必要です。

社内であれば、わかりやすい件名を書くネイティブや同僚の件名を参考にして、自分なりに応用していきましょう。

最初から素晴らしい件名を書こうとせず、思考錯誤でより洗練されたタイトルにしていく意識が大事です。

徐々に自分らしさがにじみ出る、件名を書けるようになります。

わかりやすいタイトルを書く秘訣


以下、社内・社外を問わず、効果的なタイトルを書く秘訣をご紹介します。
状況にあわせて、応用してみてください。

だらだら書かず、短く要点を書く


Inquiry:Your design services
問い合わせ:御社のデザインサービスについて

大事なことばを最初に書く


Employee Survey: complete by this Friday
従業員意識調査:今週金曜までに完了のこと

不要な表現を入れない


X Please attend a meeting : marketing strategy next week
ミーティングのお願い:来週のマーケティング戦略について

=> Meeting request : marketing strategy next week

Please は件名に入れる必要なし

後から検索しやすい単語を入れる


Follow up: Travel Budget for FY2022
フォローアップ:2022年度の旅費予算

後から、”Travel Budget” で検索しやすい

大量のメールが行き交うビジネスでは、後から検索できる件名をつけておくのはかなり便利。

簡単に使ってはいけない単語


Urgent 緊急

Important 重要

この二つは非常に強い注意喚起です。
これらを使う際には、本当に適切かどうか、慎重に考えてからにしてください。

ビジネスでは、どのメールもそこそこ重要で、比較的速やかに相手に読んでほしいものが大半のはず。

それでも、これらの強い単語を最初に使用するのは、使う側もそれなりの覚悟が必要です。

そうそう頻繁に使える単語ではありません。

下記の書籍では、プロフェッショナルが書く最強文章術として、参考件名もいろいろご紹介しています。

音声DL付き リーダーのためのビジネス英会話フレーズブック




手元にあって必ず重宝しますので、ぜひ手にとってみてください。

この記事を書いたプロ

小林真美

実践に裏付けられた手法に絶対的な自信を持つビジネス英語講師

小林真美(Biz英語塾)

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