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小林真美

実践に裏付けられた手法に絶対的な自信を持つビジネス英語講師

小林真美(こばやしまみ) / 英会話講師

Biz英語塾

コラム

会計・ファイナンス担当者のためのビジネス英語勉強法【何から始める?明日からの学習が楽になる最初の一歩】

2022年4月4日 公開 / 2022年4月23日更新

テーマ:会計ビジネス英語1年生(会計・ファイナンス・IRの英語)

コラムカテゴリ:スクール・習い事

コラムキーワード: 英会話 マンツーマンビジネス英語 勉強中学英語 勉強法

英語を使う必要になったビジネスパーソンの多くが、やり直し英語学習のために行うのは、英会話学習教材を購入したり、TOEICの試験対策をしたり、オンラインスクールで外国人講師との英会話をとりあえずはじめてみることです。

もともと英語の基礎力があるか、一日何時間も学習時間に費やすことができる人以外、この方法で短期間に結果を出す人は、ほとんどいません。

自分の目指すところを、しっかり定めてください。

ゴールを決めずにスタートを切るのではなく、自分がどごに進みたいかを、じっくり考えることが大事です。

”現場で使える”ビジネス英語を効率的にマスターするには、、何が優先的に必要なのか、業務の必要性と照らし合わせて考えましょう。


ステップ1 先ずは優先順位を明確にしよう

ステップ1 先ずは優先順位を明確にしよう

先ずは自分の業務に必要な英語は何なのかを、洗い出してみましょう。

会計やファイナンス部門に配属になった人、英語のIR担当になった人が必要な英語も、組織の規模や具体的な担当業務によって違います。

具体的な例は以下のようなものです:

  • 自社の業績報告やビジネスプランなどを英語で書けるようになること(英語ライティング力)
  • 多くの情報を英語で読んで、自社に役立つ情報を収集すること(英語リーディング力)
  • 投資家向けのプレゼンテーションを、英語でできるようになること(英語プレゼンテーション・スピーキング力)
  • 社内・部門内での英文メールに慣れること(英語メールライティング力)
  • 社内・部門内での外国人上司や同僚との会話に慣れること(英語リスニング・スピーキング力)


もちろん、必要な英語力は一つではないでしょう。徐々に、できることを広げる必要もあります。

大事なのは、先ずはどのスキルを重点的にマスターするのかを、自分で優先順位を決めることです。

ステップ2 一番大事な目標を細分化しよう


ステップ1で自分が身につけたい英語力の優先順位が決まったら、その目標をも少し細分化してください。

目標を細分化することで、効率的な学習方法が見えてきます。

例えば、英語で月次の業績レポートを”書ける”ようになるという目標達成の道のりは場合:

  • それはいつまでに達成したい目標か?
  • 全部を書くのか、一部(営業実績部門とか費用項目だけとか)を書けるようになりたいのか?
  • 数字の報告が中心なのか、予算と実績の予実分析のコメントなども含むのか?
  • 実績だけではなく、将来予想も書けるようになりたいのか?


そもそも、仕事の担当自体が新しくなった場合は、英語で書きたいと思っていることを、日本語ではスラスラと書ける知識や理解力があるかも要チェックです。

英語でうまく書けないとなげく原因が、英語以前の問題である場合もあります。

成果を焦って、あれもこれもと欲張っても、望む結果は得られません。
集中と選択というプロセスが大事です。

ステップ3 自分の今のレベルを意識して、目標達成までの学習を具体化しよう


最後のステップは、明日からの学習計画を立てることです。

最優先の目標とその具体的な内容が決まったら、それを達成するまでに何を学ぶ必要があるかを明確にします。

スタート地点(=今の自分の英語力)から、目標達成までの距離を把握するイメージです。

自分のレベルを理解するには、無料で利用できる、英語力測定テストを利用してみるのも一つの方法です。

  1. 文法やリスニング、リーディングのスキルを測定でき「KITE Lite」https://www.kaplaninternational.com/jp/free-english-test-online
  2. 文法レベルの測定ができる「English Exam」https://www.examenglish.com/leveltest/grammar_level_test.htm
  3. 語彙や文法理解力をテストできる「英語力測定テスト」 NHKの英語コースのガイドライン的なテストです https://eigoryoku.nhk-book.co.jp/


テストを受けるまでもなく、もう一度基礎から復習しておいた方が良いと感じる人は、中学英語からの復習を。

ステップ2で紹介した目標(英語で業績レポートを書けるようになる)の達成までは、以下のような流れが必要です:

  • 中学文法を理解し、基本的な文型の使い方を復習する
  • 前任者が書いたレポートから、重要な語彙や適切な表現方法を学ぶ
  • ビジネス英語のテキストやサイトで数字やグラフの説明する表現を学ぶ
  • 使える語彙や熟語表現を身に増やすように、業界ニュースや同業他社のアニュアルレポートを読む


専門用語を最低限にし、読み手にとってわかりやすい文章が書けるように意識していきましょう。

学習過程の一つ一つを、いつまでに完了するかの期限の設定も大切。

この学習をやっていけば、仕事で使える英語力に近づくという実感が、日々のモチベーションになります。

この学習をしていて、本当に役立つのか・・・?といった迷いもなくなります。

忙しい社会人が、効率的に学習をすすめるためには、”迷い”は大きな邪魔者です。

明日は何をやればいいのかが明確になっていると、翌日、さわやかに学習をスタートできます。

自分一人ではここまではできないな~・・・と不安な人は、コーチやパーソナルトレーナーの助けを借りて、個別のプログラムをカスタマイズしてもらうのも良いでしょう。

目標達成まで、伴走者として学習のサポートをしてくれるコーチ、その間英語の質問も随時解決してもらえる専門家がおススメです。

今回ご紹介した目標設定ついては、下記にご紹介している手法が役に立ちます。
是非ご一読ください。

英語学習は4ステップのフレームワークで具体的な目標を立てよう]

まとめ


今回は、久しぶりに英語を使うことになったビジネスパーソンが、無駄のない学習をスタートするために必要な、最初のステップを解説しました。

自分に必要な英語力が何なのか、目標を定め、自分の今のレベルから目標到達までに何をするべきなのか、具体的に計画することが大事です。

日々やることが明確になり、目標に着実に近づくことがモチベーションにつながります。

目標策定のコーチが必要な方は、Biz英語塾にもご相談ご相談ください。

この記事を書いたプロ

小林真美

実践に裏付けられた手法に絶対的な自信を持つビジネス英語講師

小林真美(Biz英語塾)

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