コラム
提灯の選び方のポイントについて『種類編』
2015年6月18日 公開 / 2020年8月21日更新
コラムをご覧いただきましてありがとうございます。感謝です。
今月に入りお盆提灯をお買い求めに多くのお客様にご来店頂きます。そこで提灯を選ぶ時のポイントにつきまして、書きたいと思います。
1、そもそもなぜ提灯がいるのか?
お盆とは、ご先祖様や亡くなった方々の霊を祀る行事のことで『盂蘭盆会』うらぼんえと言います。『盆と正月』と言われますように年中行事の中でも大切にされ各地で、花火大会、盆踊りなどが行われます。
ご先祖様や、亡くなった方々が苦しむことなく成仏していただくようにと、子孫が報恩の供養をする期間のことをお盆といます。また49日の法要が終わって初めてお迎えるお盆を初盆と言います。ご先祖様、また初めてお盆をお迎えの仏様が
迷わず帰ってこれる目印の役割を果たしています。
2、提灯の種類について
2-1 置き提灯
大内行灯(おうちあんどん)とは足が三本ある置き提灯のことを言います。もっとも一般的な盆提灯で単に行灯とも言います。火袋には絹張りを使用することが多いです。(火袋を広げるとバリバリ音がし、表面に光沢があります) また足は木製を使用しています。
また家紋提灯を作る場合は、この大内行灯になります。一つ一つ家紋を入れていきますので少しお時間を頂くことになりますのでお早めにご注文いただけましたら幸いです。
例えばこんな感じです。
2-2 回転提灯
電球の熱による上昇気流で、提灯の中にあるプラスチック製の回転灯が自然に回り、美しい絵柄が火袋に映し出されます。木製で作られた大内行灯とは違い足の材質はプラスチック製が多く、火袋は和紙製です。価格も大内行灯に比べるとリーズナブルです。
2-3 現代提灯
現代の生活ライフに合わせて誕生した、暮らしに溶け込む新しいタイプの提灯です。和と伝統を感じさせながらも、現代のお仏壇や住宅にもマッチするようデザインされています。
和洋折衷のスタイルでお楽しみいただけたらと思います。
2-4 吊提灯
丸型や、つぼ型、住吉(長型)などがございます。こちらも絹張りか和紙製両方ございます。
2-5、バブル灯
バブル灯とは、明かりをつけた熱により、内部のバブル管から細い泡が沢山立ち上がりとてもきれいな灯です。お葬儀の霊前やお盆をはじめお仏壇、祭壇に通年を通して使用できます。
2-6、蓮華灯
最後に蓮華灯です。極楽浄土に咲き乱れているといわれる蓮華の形をした盆灯籠です。故人様の安らかな成仏を願い御供えされるものです。
以上、今回は提灯の選び方のポイント編をお届け致しました。ご参考にしていただければ幸いです。
生かさせていただいていることに、感謝です。
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