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2030年に80万人も不足するって本当?

2023年7月30日

テーマ:IT業界動向

コラムカテゴリ:ビジネス

IT人材不足とは


「2030年に80万人も不足するって本当?IT人材は2030年には最大で79万人不足すると経済産業省が発表しています。世界中におけるデジタル環境が加速化する中で、日本が遅れをとらないためにも必要とされるIT人材の育成は急務とされていますが、中小企業の皆様の会社ではIT人材は確保されていますか?これからのビジネス変革には内製化が必須となってまいります。是非コラムをご覧ください。
人材不足のグラフ
引用:IT人材白書2020/独立行政法人情報処理推進機構社会

IT人材が不足している理由

IT人材が不足する大きな理由に、「IT需要の拡大」「労働人口の減少」「IT技術の進展による需要構造の変化」が挙げられます。

IT需要の拡大

IT技術の進展が続くかぎりIT関連市場規模は拡大すると予測されており、IT需要が縮小することは今のところ考えられません。日本は中小企業のIT化が遅れているといわれていますが、年々IT化に取り組む企業は増えています。案件対応がこなせなくなることは明確です。
一方既にITを導入している大企業では、システムが不具合なく作動するよう常に保守・管理や改善が欠かせない上、ゆくゆくは最新システムへの移行も予想されます。企業規模にかかわらず当分の間IT需要は続くと考えられるでしょう。
また、社内システムの新規導入や刷新だけではなく、事業会社の商品やサービスの提供においてもIT技術なしでは成り立ちません。そういった意味でもIT需要は今後もあらゆる業界で拡大が見込まれるでしょう。

労働人口の減少

少子高齢化により、日本の労働力人口が減少しています。厚生労働省が公表した「平成27年厚生労働白書」では、経済成長が実現し、女性や高齢者などの労働参加が適切に進んだ場合であっても、2030年には2012年に比べて就業者数が減少すると予測されていました。
このような状況の中でも、前述の「IT人材需給に関する調査」では、IT人材については2030年までは供給の増加が見込まれるとされています。近年IT業界への新卒の就職率が増加し続けていることや、30代以上の離職率と入職率の差が低下していることから、一般的な労働人口の動向とIT人材の動向とでは事情が異なるといえそうです。ただし、IT関連市場規模の拡大に伴う需要が供給を上回ると予想されるため、結果的に当分の間IT人材不足は解消しないでしょう。求人を出してもニーズに見合う人材は見つからない状況が、益々深刻になっています。特に地方は。
I

T技術の進展による需要構造の変化

IT分野は進化のスピードが速く、次々と新しい技術が生まれているため、先端技術を扱うIT人材は常に不足しています。
「IT人材需給に関する調査」の中で経済産業省は、IT人材を従来型IT人材と先端IT人材に分けて、その需給を予測し需給ギャップを試算しました。それによると、従来型IT人材はいずれ供給が需要を上回る結果に近づき、先端IT人材は需要が増え続けるため不足することが見込まれています。
先端IT人材とは、AIやIoT、ビッグデータなどの第4次産業革命※4に対応できる技術や知識を有し、付加価値の創造や業務効率化に貢献する人材とされています。今後第4次産業革命が進んでいく中では、先端IT人材の需要がさらに増加していくでしょう。

DX推進技術者の不足

ビッグデータの活用が注目されている近年、非常に需要が高くなっている職種です。総務省の2017年版「情報通信白書」では「ビッグデータ利活用元年の到来」と定義付けており、事実、ネットワークのデータトラフィック量は年々増加しています。
いかがでしたでしょうか?
詳細は当社コラムへ

この記事を書いたプロ

大塚浩文

ITを通じて岡山を元気にするプロ

大塚浩文(株式会社J&Cカンパニー)

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