コラム
仙台の行政書士より180723心のメッセージ
2018年7月23日
本日は午前中、建設業許可申請と国籍帰化許可申請それぞれのご相談をお受けいたします。午後は、メンバーの相談会とケア会議に出席いたします。
今日は、金藤晃一先生の言葉のご紹介です。
〈一本の化粧水〉
今は、何でもインターネットですぐ手に入る時代になりましたが、以前あるお母さんから、素敵なお話を伺いました。そのお母さんには、長い間引きこもっている娘さんがいます。娘さんは時折お母さんに買い物を頼みます。
その日は、たまたま雑誌で見つけた化粧水を依頼しました、お母さんは、自分の町の化粧品屋さんをくまなく探しました。でも、なかなか見つかりません。何時間も探しているうちに、たった一本の化粧水のために町を彷徨っている自分が虚しく思えてきました。「何で、こんなことに時間を費やさなくてはならないの・・・」と。虚しさは、怒りに変わってきました。
しかし、そんなお母さんの心に、ハッとある思いが浮かんできました。「もし、これが化粧水でなくて、重病を抱える瀕死の娘を癒すたった一本の薬だとしたどうだろう。私は、必死になってこの町どころか、日本中、世界中をまわって探しに行かないだろうか」。
思い直したお母さんは、隣の町まで行って、ようやくその化粧水を見つけました。持ち帰って、遅くなった訳を話しました。すると娘さんは「お母さん、隣の町まで行ってくれたの?」と言って、自分の部屋に戻り、今まで買い込んで使っていなかった化粧品を、全てお母さんに「ありがとう」と言ってプレゼントしたそうです。
二人の間には、何とも言えないあたたかい雰囲気が漂っていました。そのたった一本の化粧水は、まさに娘さんの心を癒す薬になったのです。
便利になった今だからこそ、忘れてはならない「手間をかけること」で、伝わる温もりが生まれます。
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