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小菅昌秀

クレーム対応・コンプライアンス・ハラスメント研修のプロ

小菅昌秀(こすげまさひで) / 社員研修サービス

サミット人材開発株式会社

コラム

良い会社にしていくということ 管理職を育てる リーダーを育てる

2023年8月30日

コラムカテゴリ:ビジネス


まずは中間管理職を育てる

私が人事顧問を務める会社で実際に起きた話を紹介します。会社の方向性が決まった状況からスタートします。まずは中間管理職を育てることが大事です。役職が人を育てることもありますので必要な人員を抜擢し、しっかりと3日ほど時間をかけて研修を行うことで管理職に必要な基本的な行いを理解した上で自分のチームがうまく回るようにメンバーとともに考えていきます。私のやり方では中間管理者と部下に私を含めた個別指導を年4回行います。初回に目標を個別に設定し、ちゃんとできているかを3回確認していきます。この面談で明確な目標設定のしかたやコーチングのしかた、個々に合わせた指導のしかたを私から中間管理者に学んでいただいています。もちろん各自の努力は素晴らしく称賛できる行動を皆様取っていましたが、かなり私のやり方を参考にしていただけました。結果、3年で全ての中間管理者は部下への「お手本」と言える状況になりました。

次にリーダーは育つ

中間管理者が育つとそれを補佐するリーダーが育ちます。個別指導においてもリーダー格の人たちへ下の人たちへのお手本になるような目標を設定していきました。そうすると日々の行動が変わります。自然とリーダーが育っていきます。

コミュニケーションが良くなり良い組織になる

上がしっかりしてくるとそれを見習い若い世代や部下たちが育ちます。上がしっかりコミュニケーションを取るので誰もがものを言いやすい組織になっていきます。上の言うことが絶対で下の話を聞かない組織はハラスメントが横行し、コンプライアンスが守られない組織になるということは最近ではビッグモーターや日本大学を見ていれば明らかですし、昨日再発防止チームから提言がなされたジャニーズ事務所も同様です。他にも三菱自動車、日野自動車、日本相撲協会など、過去何年かで同様の状況であったことが露見しています。そうではなく下からの意見が出るようにコミュニケーションを活性化し、若手の主体性を育んでいくことで組織は育ちます。実際に私が顧問をしている会社はそのような状況ですのでやる気のある若い人が毎年入社してきますし、人が辞めません。居心地がいいので人は定着します。

より大きな組織になり売上利益が上がり社員に還元される

採用を続けて人が定着するので会社の規模は大きくなりより多くの仕事を受けることが出来るようになるので当然売り上げや利益は増えていきます。そうすれば社員に還元することができるようになります。私も20年間会社勤めをしてきたので給与への不満を持つ気持ちは分かります。そのような社員さんに今回欠いた内容を話すと皆様納得します。中間管理職やリーダーは人を育て、若手社員など部下は主体性を持って自らを育てていけば自分に利益が還元されるので、まずはそのような取り組みをしていくことの必要性に気づいていただけます。

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