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コラム
スタイリスト、「服育」の勧めⅠ
2016年10月4日
スタイリストという職業がある。
辞書を引くと
― 俳優やモデルの髪形・衣服などについて助言・指導をする職業。また、その人。(大辞林より)― とある。
我々のほぼ理解している通りだと思う。雑誌や広告、テレビなどの紙面や画面を飾るファッションの裏方としてなくてはならない存在だろう。
ところが、近年「パーソナルスタイリスト」という職業が登場してきた。パーソナルスタイリストというのは
「ファッションスタイリストが、商品やタレントの販売・プロモーションのための枠組みの中で仕事をするのに対し、 パーソナルスタイリストの目的はお客様の満足にあります。パーソナルスタイリストは、お客様に真に寄り添うカウンセラーでありセラピストでもあります。
決してファッションを押し付けるのではなく、かといってあいまいなご提案をするのでもなく 本当の輝きを見つけることがパーソナルスタイリストの本質です。」(ファッションレスキューホームページより抜粋)
と、書かれている。
つまり平たく言えば、スタイリストとしての専門性を個人との契約の中で活かしていく、ということだろう。
最近、その「パーソナルスタイリスト」の講演をお聞きする機会があった。
講師は、この「パーソナルスタイリスト」の草分け的存在でもある政近準子さんで、前述のパーソナルスタイリストの定義を書かれた方でもある。
政近さんがフェイスブックに投稿されていたのを読んで、できれば講師としてのお話をお聞きしたいと思っていたのである。
その思いがようやく叶って、この日のタイトルは
「勝つための戦術~服装と計画立案~」
― デキル男(一流の男)の税理士ファッション術 ―
となった。恐ろしく攻撃的なタイトルである。
「講演内容」のコンテンツを見るとさらに過激な内容が続く。
・服装で損をせず、得をして生きるには?
・仕事に役立つドレスコードの考え方
・第一印象から、答えは決まっている。第一印象をよくするには?
第一印象から、答えは決まっている、としたらただ事ではない。我々が、第一印象をとにかくよくしなければ、などと深く考えたことがあっただろうか。
どうでもいい、とは思っていないまでも、「答えは決まっている」とまでは考えていないであろう。
政近さんは「日本の男をもっとカッコ良くする。これが私の使命です。」と断言される。その理由として「日本の男は、中身はすごくレベルが高くて頑張っているのに、見た目でかなり損をしている。だから私はこの悔しい状況をどうにかして打開したい。」とおっしゃる。
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