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コラム
災害時の支援は「偽善」?
2024年1月8日 公開 / 2024年1月10日更新
FREEplus(フリープラス)です。
石川県金沢市の小さな不動産屋です。
今回のような大規模災害が起こると、SNSで必ず沸きあがる「善意」と「偽善」の論争。
他人の考える「善意」の解釈やその方法が、自分の考える「善意」と同じではないために起こる批判合戦です。
「寄付をした」「支援物資を送った」と公表すると、「売名行為だ」「偽善者だ」と批判されるのは、この国ではもはや ”恒例行事” のようです。
それを嫌がって、寄付や支援の事実を隠す人も多く、とても残念な風潮だと感じています。
アメリカでは、「富豪が寄付や社会的投資を通じて社会的課題の解決を図る」という精神が根付いているため、寄付やチャリティ活動に熱心なセレブリティが多く、寄付額も多額です。
自身が「○○に△△ドル寄付した」と公表することで、たくさんの人が影響され、より多くの寄付金が集まることを理解しているため、人寄せパンダになることも厭いません。
これこそ ”セレブリティ” の正しい使い方、だと感服します。
アメリカでも「売名行為だ」「偽善者だ」という人はいますが、セレブリティたちはしっかり説明し、あとは悠然と受け流しています。
むしろアメリカでは、寄付やチャリティ活動に積極的でないセレブリティは「ケチ」と言われます。
アマゾンのジェフ・ベゾスなどは、純資産の割に寄付に回す金額が少ないため「社会貢献に熱心でない富豪」と揶揄されています。
富裕層なのに相応の寄付をしない人、は批判の対象にされるのです。
この国でも「○○に△△円寄付した」と公表することが、評価される社会になればいいなと思います。
「困っている人に支援できる人はカッコいい」と思える風土が、この国に芽生えることを願います。
ちなみに私は「偽善も善のうち」だと思っています。
「偽善」と言われたくないばかりに、せっかくの「善意」の行先に迷ったり躊躇したりする人が生まれてしまうのは、絶対に間違っています。
私の身近でも「能登半島地震」の被害に遭った人達がいます。
珠洲市に実家がある友人は「あそこはもう、人が住むところではなくなった」とつぶやきました。
人が住めるところに戻すには、これから、たくさんの支援が必要になってくるでしょう。
優しさが「売名行為だ」「偽善だ」などと批判されることなく、きちんと被災地に届きますように。
そう、切に願います。
私たちも、私たちができることを探してやっていきます。
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