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家がゴミ屋敷になりやすい人の特徴

2017年9月19日

テーマ:ゴミ屋敷の清掃

コラムカテゴリ:くらし

コラムキーワード: 整理整頓コツ特殊清掃 業者特殊清掃

ゴミ屋敷では、部屋の中に溜まった物を2つのタイプに分けることができます。

それぞれの特徴ですが、家電製品や家具、洋服のような物があふれているタイプと生ごみやペットボトル飲料の飲み残しなどのような残飯や、通常のゴミが出せていないタイプに分けることができます。

これらの残されたものを見れば、ゴミ屋敷を作ってしまった原因がある程度わかります。
原因を見極めながら、それに応じた再発防止策を実行していきます。
片付けについては、量が多すぎて手に負えないなら業者に委託する方法もあります。

ゴミ屋敷にも特徴がある

一口にゴミ屋敷と言っても、家の中に残されたゴミや物には特徴があります。
ゴミ屋敷の掃除を専門に行っている業者によると、ゴミ屋敷には2つのタイプがあります。

ひとつは家電製品、家具、洋服といった、とにかく家中に物があふれているタイプ、もう一つは食べた後の空容器やペットボトル飲料の飲み残し、生ごみ、使用済み生理用品などなど、ゴミだらけになった家です。

この2つのタイプのゴミ屋敷で片付けが大変なのはどちらかと言えば、食べ残しゴミが多い後者のタイプです。
残飯や飲み残しなどは、有機物なので腐敗し悪臭を発生させます。
それらが容器から漏れ出て床や壁、カーペットに広がれば、同じようにそれらも腐って、臭いを発生させます。

そして、このように家の中に溜まった物を見れば、なぜゴミ屋敷になってしまったのか、その原因をある程度推測することができます。

例えば、残飯などのゴミが回収袋に入ったまま放置されているゴミ屋敷があったとします。
高齢でゴミ袋が重くて持つことができず、足腰も不自由なので、決められた日に外に運び出すことができないことが重なってゴミ屋敷になったと考えられます。

またとにかく新品の物が使わないまま包装された状態でいくつも溜まっている家なら、家の住人が買い物依存症のような精神疾患を患っていると予測されます。

ゴミ屋敷のゴミを回収し家を元通りに戻す時は、再び家がそうならないように、その原因を突き止めて再発防止に努めることも忘れてはいけません。

知らないうちに汚部屋がゴミ屋敷に ゴミ屋敷を作りやすい人の特徴

ゴミ屋敷は年月をかけて出来上がっていきます。そうならないためにも、日ごろから少しずつ努力をしなければなりません。
ゴミ屋敷になってしまうのは掃除をしないからですが、掃除をしない、できないのは次のような理由が考えられます。

1.整理整頓が苦手
生活をしているとゴミが発生し、それらを捨てないととても不快に感じるものですが、ゴミ屋敷を作ってしまう人に見られる特徴は、ゴミを捨ててきれいにすることよりも整理整頓という動作が面倒であったり拒否感を持っています。

2.物が捨てられない
物に対する執着心が以上に強いのが特徴です。
「いつかは使う」「そのうち使う」「誰かが使う」と信じて、ずっと捨てずに置いたまま、そのことを忘れて、どんどん物を買い足していきます。

3.物があれば安心だ
捨てられないタイプと共通点が多いのですが、このようなタイプ人は「安いからまとめ買いした」というように必要以上の物を買い込んで満足するのが特徴と言えます。

4.物を拾ってしまう
高齢者に多くみられる特徴で、使う予定もないのに捨てられているのを見て「もったいない」「まだ使える」と思い、拾って家に持ち帰り放置してしまいます。

5. ADHD(注意欠陥多動性障害)ADD(注意欠陥障害)
これらは精神疾患で、多動や衝動、不注意、先延ばしなどの行動が自身の生活に支障を与えた状態です。

ゴミ屋敷を作りやすい人の特徴はさまざまですが、このようにその特徴を見極めることで、再発防止の手立てを考えることができます。

例えば整理整頓が苦手なら、整理整頓に関して毎日必ずすることを決めて実行していく、物が捨てられなくて溜まっていくなら「3年間使わないものは誰かに譲る」というルールを決める、同じものを溜め込むなら「いくつまで」と数を決めるというようにすれば、整理整頓や廃棄処分の行動を起こしやすくなります。

ゴミ屋敷の片付けは業者に依頼する方法もある

ひとつ屋根の下に何人かの家族が住んでいれば、片付けが苦手な人がいて、汚れていても気にならず物が散乱した部屋があるのは、どこの家にもよく見られる光景です。

物であふれてしまった部屋が一部屋なら、家族が協力することで片付けをすることも可能ですが、その数が、3つ4つ、最終的にゴミ屋敷にまでなってしまえば、自分たちの手には負えなくなります。

ゴミや物を処分する時、それらは法律に基づき正しく分別され処理されなければなりません。自治体では、燃えるゴミは週2回の回収、燃えないゴミは月2回、空きビン・空き缶は毎週1回というようなルールが決められており、それに従ってゴミ出しをしなければなりません。
ゴミ屋敷のように処分したい物が大量にありすぎる時は、ゴミを何回も分けて運び出すのはとても手間がかかりますし、全部なくなるまでに長い時間が必要になります。

このような問題を解決してくれるのは、廃品回収業者や特殊清掃業者です。これらの業者は処分したい物の内容や量を見極めて、回収当日はトラックなどを準備し、分別回収してくれます。スピーディーにゴミを回収し、回収後の部屋の清掃も行ってくれます。
家族が高齢で、掃除やゴミの運搬といった力仕事が出来ない場合は、業者に頼むのが最善策と言えます。

この記事を書いたプロ

香川滋

遺品整理・空家整理・ごみ屋敷などの片付けのプロ

香川滋(こころテラス)

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