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コラム

家が本当に欲しいですか?

2015年7月21日 公開 / 2019年12月14日更新

テーマ:家を建てるということ

コラムカテゴリ:お金・保険


切羽詰まった相談

いつかはマイホームをと考える方からのご相談を中心にお受けしています。
そんな中で「今週末までに契約をするかしないか返事をしなければいけないけど、予算オーバーしていて判断に迷っている」
というような切羽詰まった状況でいらっしゃる方がいます。

「住宅ローンの金額が想定よりも多くなって、支払っていけるか心配」というものも多いです。

でも不思議なことに相談の結果、家計的には問題がなかったり、問題のない状況にするための工夫のポイントを見つけてもまだ表情が曇っているケースがあります。

つい先日の相談者もそうでした。

「買いたくない」という相談もある


予算オーバーの状況での相談でしたが、家計的にはギリギリだけども、どうしても購入したければこんな点に気を付ければ大丈夫では?なんて結論に至ったのですが・・・

ご主人がため息交じりに 「買っても大丈夫なんですかぁ」と残念そうな反応を見せます。

横で奥さんは複雑な表情を見せています。

思わず

「買いたかったわけではないのですか?」

と聞いてしまいました。

ご主人は

「買いたい気持ちもあるのですが、自分たちには無理をしすぎている気がして、諦めるきっかけが欲しかったのです」

と本音を見せてくれました。

家が本当に欲しいですか?


最近は相談の最初にまずこんなことを聞いています。

「なぜマイホームが欲しいと思ったのですか?」

意外と皆さん、答えに詰まっています。

以前、家づくりをお手伝いした相談者は初回相談のなかで「昔から家を持つことが夢だったんです。家族のためにも家を持ちたいのです!」と力強くおっしゃってくれた方がいました。

他にも「転勤族だけれども最終的に戻ってくる居場所を作りたい」というものもありました。

「ライフイベント的に考えて結婚して、子供も生まれて、次は家だと思って・・・」なんてお答えもありました。

理由は様々ですが、「家を持つ」という原点をしっかりと見据えておいた方が良いと思います。

もしかしたら家を持つことは実はそんなに優先順位の高いことではないかもしれません。

家を持つなら、それだけの覚悟も必要となります。

「なぜ、家が欲しいのか?」考えてみませんか?

この記事を書いたプロ

佐藤陽

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佐藤陽(FPオフィスケルン)

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