横浜マンション傾斜の記事から4～試験が後
5月9日に名古屋市で上棟の工事中にレッカーが倒れた事故がありました。
工事は鉄骨ユニット工法という工事方法で、あらかじめ箱のように鉄骨で作ったユニットを組み合わせて住宅を作る工法です。
このメーカーのホームページを見ると以下のようなことが書いてありました（他にもありますが、このコラムに関係する事だけを書いています）。
・鉄骨ラーメンユニット工法
・工場で85％つくる
そのため
・一日で屋根の防水まで完成する。
・工期が短くなる
などの利点が書いてありました。
上空から撮った映像では、敷地内に据えたユニットはまだないようでしたので、一つ目のユニットだったようです。ユニットを積んできたトラックは道路に(レッカーの前に)ありました。レッカーのアームは道路の反対側の建物に当たっていますからユニットをトラックから吊り上げてすぐにレッカーは傾き始めアウトリガーがユニットはトラックの後ろに落ちてたようです。
レッカーが倒れた理由は、レッカーのアウトリガーが地面に刺さったようになって、レッカーの裏側が丸見えになっていましたから、おそらくユニットを吊った時に重さに耐えられずに地面に埋まっていき倒れたと思われます。
私は、倒れた原因を書くつもりはありません。倒れた原因はアウトリガーにかかる力にレッカーを据えた地盤が耐えられなかった、鉄板も敷いてなかった、いずれにせよレッカーの据え付けのミスといわれると思うからです。
次回は、『レッカー転倒の事故について②～工事方法に問題が』です。
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