内装に本物の木材が使われなくなった③～窓枠と建具
ハイサイド窓が増える理由はよくわかりません。コラム「高さの高い窓と横に長い窓⑨」に書いたような、設計者は寝室にプライバシーの確保という理由でハイサイドにしたと書かれていましたが、実際は道路側に窓が有り、プライバシーという理由は見当違いと思われる例もあります。
納戸などでハイサイド窓を付けて窓の下は収納にしている写真を見たことはありますが、窓の下に家具が置いてあり、光は家具の上、開閉も家具越しにしかできないと思われました。朝日が入っても(頭の上)天井を照らすのが主です。
ハイサイドは開けにくいこと、空しか見えないこと、準耐力壁にはならないこと、長さが長いとコラム「高さの高い窓と横に長い窓⑤」に書いたように、外壁材裏の通気を妨げるなど利点よりも欠点が多いと考えられるからです。
ハイサイド窓を使うにはよく考えないといけないと私は思います。住んでいる人はどう思っているのでしょうか。
次回は、『最近の窓について⑤～減った雨戸』です。
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