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バルコニーのない家⑨~開放感はなくなった

鈴木敏広

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テーマ:住宅の変化

バルコニーがなくなることで、二階の部屋の開放感は格段に減ったと思います。下の絵のようなバルコニーで外を見るようなことはできません。

バルコニーない⑨

また、③に書いた昔の家のように、庇が出ている家ではなく、総二階のような家が家でバルコニーがありませんから、2階の壁だけを見れば事務所のようになります。

バルコニーない⑨-2

庇が出ていた頃の家は、2階の面積が小さい家がほとんどでした(③の絵参照)。ところが、現代の家はほぼ総二階の家ですから、バルコニーによる開放感があるとないでは生活する人から見ると明るい家といったイメージはなくなってしまうのでないでしょうか。また、天気さえよければ掃き出しのサッシを開けて部屋が広くなります。1階のリビングの前にウッドデッキを設けるのとと同じです。

現代の家は私が子供の頃のように、2階は寝るか勉強するところではなく、テレビも一部屋一台など様々な変化から昼間でも2階で生活する時代です。2階で昼間過ごす時間が長いのなら、窓は大きくたまには外に出られるほうがいいのではと私は思います。

次回は、『バルコニーのない家⑩~太陽光の利用は』です。


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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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