合板の使われ方①~合板が使われている場所
合板は丸太をダイコンのかつらむきにするようにして薄い板を作ります。これを単板(たんぱん)といいます。この単板を所定の長さにカットして繊維方向を変えて貼り合わせて作るのが合板です。貼り合わせるときに接着剤を塗布し熱と圧力をかけて接着剤を硬化させることで完成します(下図参照)。単板は通常、奇数枚貼り合わせます。
余談ですが合板のことをベニヤと言いますが(私も言います)、本来、ベニヤとはこの単板のことです。
単板の接着は繊維方向を変えてするため、無垢の木材が持つ反りや曲がりなどの材料としての欠点を排除することができます。建築材料として非常に優れた性能です。
また、合板は用途によって様々な種類があります。木造住宅などでよく使われる構造用合板、コンクリート工事に使われるコンクリート用型枠合板(コンパネ)、燃えにくい難燃合板、特に用途を決めていない普通合板などがあります。普通合板の中には表面に木目の美しい仕上げ材を貼った化粧合板があります。化粧合板は床材のフローリングなどの建築材料だけでなく家具などにも使用されています。
次回は、『合板の使われ方③~合板の特徴』です。
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