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材種は何でもいいのか④~材種による差

鈴木敏広

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テーマ:材料について

木材の耐久性、耐蟻性(シロアリに強いか)について、一般に使われている材としては以下のようになっています(下の図参照)。

材種は④

耐久性(腐りにくさ)については、国産材ではヒノキ、ヒバ、クリなどが一番上、次がスギ、ナラなど、その下がマツなどとなっています。外国産ではベイヒ、ベイヒバなど→ベイマツなど→オウシュウトウヒ、オウシュウアカマツなどとなっています。

耐蟻性は、国産材がヒバ→ヒノキ、スギ→マツなど、外国産では日本のヒバに該当するものはなく、ベイヒ→ベイマツ、オウシュウトウヒなどとなっています。

オウシュウトウヒとは、いわゆるホワイトウッドの事で、現在ではたくさん使われています。その理由は、柔らかく釘を端に打っても割れない、加工がしやすいなどの理由が考えられます。中には強度だけを取り上げて、ホワイトウッドの強度は高いからという理由で使用している業者もいますが、傷んでしまえば強度が高くても関係ありません。

強度もあり傷みにくい材料を使うことが最も大事なのです。

次回は、『材種は何でもいいのか⑤~東京の材木屋さんの実験』です。


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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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