瑕疵保険(かしほけん)はどうなった?①~週刊文春3月23日号の欠陥住宅の記事
その後の報道で2015年にこの学校に講演に来た防災アドバイザーがこの塀について倒壊の危険を指摘していたことが分かりました。
学校はその指摘内容を教育委員会に報告しましたが、市の教育委員会の職員は(校長も立ち会い)問題なしと判断したという内容です。しかし、この職員は別の用件で学校を訪れた人で、建築のことに詳しい人ではなかったらしいです。
また、3年ごとに法廷点検をしているようですが、ブロックの高さから控え壁が必要なことも分からない人が点検しても意味はないと思います。
学校に問題があれば教育委員会に相談するのがマニュアル通りなら、そのマニュアルでは今回の事は防げなかったことになります。また、おそらくマニュアルにはない「防災アドバイザーという専門家の意見」に対しての意識が、学校にも市の教育委員にもないことも問題です。
教育委員会に相談して「問題なし」と言われて思考を止めてしまう。「分からなければ分かる人に聞く」この当たり前のことが最も重要なのです。
次回は、『地震で倒れた塀の記事から⑧~すでに傾いていた』です。
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