瑕疵保険(かしほけん)はどうなった?③~瑕疵保証の頃は…
2014年にコラム「リフォームのほうが難しい②」(コラム;「リフォームのほうが難しい②」 参照)に、現状把握しないとリフォームは出来ないこと、現状把握するには経験と知識が必要だと書きました。
この工事なら、プールの壁の配筋を調べ、コンクリートの厚みを調べ、フェンスの柱を調べて壁を傷めないで視線を遮るためにどんな工事なら施工可能かを考えることが大事なのです。
市の工事ですから工事に関わった人がたくさんいて現場も見に来たと思います。でも、その中に後施工では鉄筋を深く入れられない、控え壁は不可能、それでコンクリートブロックを8段も積めば倒壊の危険があると思い浮ぶ人がいなかったのです。③に書いたアンカー工事を知っている、見たことがある人なら、このような計画はしないでしょう。
新築のように何もないところに作ることと、すでにできているモノを傷めないようにして何かを足すのでは工事がまったく違うのです。
この計画をした人は、プール側からしか見ていない、考えていないのではないでしょうか。プール側から見れば1.6mの塀も、道路から見るとプールの壁1.9mと合わせて3.5mの高さになります。ブロックをその高さまで積むことを想像すれば、この工事は選ばないと思うのですが。
次回は、『地震で倒れた塀の記事から⑦~指摘されたのに』です。
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