熊本地震の記事から②~耐震新基準 全壊50棟超
倒れた塀の長さは40m、基礎の高さ1.9m、その上に厚さ15㎝のコンクリートブロックを8段積んでいました。元々はフェンスがありましたが、外から見えるためフェンスを撤去して目隠しのためにブロック塀は作られました。ですから、コンクリートブロックの基礎ではないのです。
報道では高さ1.9mの基礎となっていますが、これはブロックの基礎でもプールの基礎でもありません。プールの壁が正しいと思います。
下の絵のように地面を掘り下げてプールを作るのではなく、地上にプールの水槽を置くように作っているため、高さが1.9mの壁が必要なのです。プールの基礎は地面の下にあると思います。
報道ではブロック塀が倒れた原因は法律通りの工事がなされていないとして、以下のようなことを上げています。
鉄筋がプールの壁(報道では基礎)に13㎝程、ブロックには20㎝程しか入っていない
鉄筋は80cm間隔で50本
高さ1.6mのブロック塀に必要な控え壁がない
などです。
次回、この報道内容に関して私の意見を書きます。
次回は、『地震で倒れた塀の記事から③~報道内容についての意見』です。
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