足場を架けたら①~足場は仮設工事
以前、塗装業者から、軒天が傷んでいるから張り替えてほしいいと連絡があったことがあります。見に行くと軒天は耐水合板に塗装してありました。長い間に雨や風に当たり、下地の合板が傷み合板の表面が割れたため塗料がひび割れていたのです。これは工事の方法が悪いわけではなく、長い年月で材料が傷んだためです。
塗装工事は、下地に薄い膜を貼ることと同じで下地が悪ければ薄い膜はすぐに破れてしまいます。
当然、軒天をめくり張替して塗装しました。この場合は、塗装業者がこのまま塗っても塗装がすぐに傷んでしまうと判断したからよかったですが、車で走っていると築30年以上経っている家でもどこも修理しないで塗装している現場があります。せっかく足場を架けても塗装工事をするだけ、下地が傷んだ場所はどこもないのかと思ってしまいます。
足場を架けて塗装するときは塗る前に下地のチェックをしないともったいないのです。
次回は、『足場を架けたら⑦~点検する場所』です。
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まちの大工さん 鈴木工務店
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