木造住宅の寿命について⑪~余談 データの取り方が分からないと比較しても無駄
前回に続きアメリカの話です。住宅ローンが日本と大きく違い、アメリカでは何らかの理由で住宅ローンを払えなくなった場合、ローンを払いきっていなくても家を手放せば残金はなくなるようになっています。売られた家は、中古住宅市場に回ります。
誰でも直すことができ、お金が払いきれなくても売ることができる。図面集の住宅なら価格もある程度分かる、中古住宅市場が充実してきます。
当然、簡単に家が壊されないようになりました。手放すときには売れると分かれば家の修理をするからです。傷んだままにしていたら売れないか安くなってしまうからです。
アメリカでは既製品を使って作った家の価値は下がらず、逆に既製品を使わない特徴のある家は価値が下がります。なぜなら、既製品で直らない家は、直すのに費用がかかるからです。ホームセンターへ行けば、修理に必要な物が揃う家は売る時も価格が下がらないのです。
次回は、『木造住宅の寿命について⑧~日本の中古住宅は』です。
---------1955年以来の信頼と実績--------------
まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------