木造住宅の寿命について⑥~アメリカの住宅事情
10年ほど前から、市の耐震無料診断をしています。市民から依頼を受け、市役所を経由して依頼者の家の耐震診断をする仕事です。無料ですから依頼者には費用の負担はありません。
具体的には依頼者の家を見せてもらい、図面を描き、耐震ソフトで計算、計算結果に基づいて報告書を作成して提出し、審査でOKが出たら再び依頼者宅に行って報告書の説明をするのです。
木造住宅の耐震基準は56年6月に法律改正したため、無料耐震診断は56年5月までに申請し、建てられた木造住宅が対象です。ですから、診断する一番新しい家でも築36年経っていることになります。
私は、昨年と言っても年度なので4月から12月まで(実際に依頼が来るのは6月頃からなので約半年間)の間に8件の無料診断をしました。8件が建てられた年は昭和24年、25年が2件、27年、28年、39年、44年、52年に建てられた家でした。昭和20年代の家は全て60年以上です。
診断した家の中で住んでいない家が1軒、使っていない家が1軒です。残りの6軒は全て住んでいます。
一般に日本の木造住宅は寿命が短く、30年未満で壊されている事になっていますが、本当でしょうか?
次回は、『木造住宅の寿命について②~寿命が30年は本当か?』です。
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