Mybestpro Members

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

冬向きの家⑪~地震時は大丈夫?

鈴木敏広

鈴木敏広

テーマ:冬向きの家

②に書いたI邸が外部にどれぐらいの厚みの断熱材を張ったのか分りませんが、構造材の上に断熱材を張り、その上に外壁材を張るわけですから、厚くなるほど外壁材の固定は難しくなります。

省エネ住宅の講習などで、ドイツの家で外部にとんでもない厚みの断熱材を張っている写真を見たことがあります。地震が少ないからできることです。地震の時に外壁材が脱落することなど考えなくていいのですから、断熱性能が低ければどんどん断熱材を厚くすることができるのです。

断熱材はその名の通り熱を遮断するモノです。熱を断つためには空気などの気体を閉じ込めています。強度は期待されていません。断熱材を外側から張る場合は、外壁材の固定を考えないといけません。

北向きの家⑪

日本は地震の多い国、しかも、大地震が多い、同じ方法はできません。足らないから外に張る、日本では簡単にできないことです。

次回は、『冬向きの家⑫~「聴竹居」から考えて』です。

---------1955年以来の信頼と実績--------------
      まちの大工さん 鈴木工務店
TEL : 0532-32-4265 FAX : 0532-32-4251
E-mail : machino-daikusan@h3.dion.ne.jp
◆住まいに関することは何でもお気軽にご相談下さい
---------------------------------------------

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

鈴木敏広
専門家

鈴木敏広(一級建築士)

まちの大工さん 鈴木工務店

木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

鈴木敏広プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

長く愛される住まい作りにこだわる一級建築士

鈴木敏広プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼