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震度について②~震度とは

鈴木敏広

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テーマ:地震

今回は震度の歴史です。

震度は明治17年(1884年)に気象庁が4段階で決めました。その後、明治31年(1898年)7段階に、昭和24年(1949年)8段階に分かれ、95年の阪神大震災のあと96年に10段階に分けられました。下の表は震度の変遷です。

95年までは人が体験して当てはまる状況で震度を決めていました。これを「体感震度」と言います。体感震度とは各震度にその被害の様子が決められ(たとえば震度3だとほとんどの人が揺れを感じるなど状況が書かれています)、その被害の様子で震度を決めていました。体感震度では、地震を体験した感覚、被害状況によって気象庁の人が震度を決めるため、人によって震度が異なっていました。

95年の阪神の地震がきっかけとなり、計測震度計の値で震度が決められる様になりました。そして、図のようになぜか漢字の呼び方はなくなり0~7までの数字で表すようになりました。やめた理由はよく分かりません。

また、日本の10段階の震度は日本独自の制度で世界共通ではありません。世界では12段階が一般です。

震度②

次回は、「震度について③~96年からの震度の決め方」です。

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鈴木敏広(一級建築士)

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木造住宅からマンション、市の施設まで建築業界の最前線で培った経験を生かし、安心、安全、快適で長く暮らせる住環境を提案。大工経験から現場の声を大切にする家づくりは職人にも施主にも好評。リピート率も高い。

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